イベント

『通常非公開』城山八幡宮の横の謎の建物「昭和塾堂」の中の様子を見てきました!!「あいたて博2024」プレミアム公開イベント!!【千種区イベント】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

2024年10月30日(水)「あいたて博2024」でプレミアム公開された「昭和塾堂」公開イベントに参加してきました!!

(昨年は抽選に外れてしまいましたが・・・今年はなんと当選!!)

 

※あいちたてもの博覧会(あいたて博)は愛知県の歴史的建築物を案内してくれるイベントです。普段非公開の場所も特別に限定で公開されます。

https://aitatehaku.org/

 

 

本山・覚王山エリアから見える印象的な建物です!!

いつも外から眺めていて、いつか中に入ってみたいなと思っていましたがついにその機会が!!

千種区のいろいろなところから丘の上にちょこんと見える建物です。

 

昭和塾堂?

 

こちら現在昭和塾堂を所有している城山八幡宮HPの説明です。

 

昭和塾堂は最初は、戦前に青年団活動の教化の場所として建築された建物で、その後紆余曲折を経て一時期は前回の千種区役所建て替え時に仮庁舎としても使われていたそうです。

その後、2017年まで愛知学院大学大学院歯学研究棟として使用されていました。

 

こちらあいたて博2024の冊子です。

建築物としてもとても興味深い建物なのですが、設計図が残っていないので様々な点で不明なことが多かったり、使用者が途中途中で工事をしているので最初の状態も変わっていたりして、謎多き建築物としても有名だそうです。

 

 

という前置きはさておき、さっそく昭和塾堂の中へ!!

 

昭和塾堂の中へ!!

 

いつもは閉ざされているフェンスが開いています!!

昭和塾堂!!

 

これは裏側です。

 

 

こ洋風の建物に仏教寺院的要素が合わさった面白い作りだそうです。

 

玄関

 

方角としては南西側にある玄関です。

 

 

西洋風のホテルのような古い教室のようなつくりです。

 

電気のあと。

 

 

 

使われなくなって7年くらい、かなり老朽化が進んでいます。

 

 

 

教室・会議室

 

説明によると、今の学校の教室は日が当たる方に窓がくるように設計されているところ、ここは窓から日が差さないので、とても違和感を感じて面白いとのことでした。

これもなぜそうなっているか不明だそうです。

 

 

 

 

コンセント跡。

 

炊事場・食堂

 

炊事場のあと。どんな感じの台所だったんでしょうか。今は想像するしかないです。

 

 

 

講堂

 

 

窓の向こうに城山八幡宮の鳥居が見えます。

 

2階席から1階を見下ろします。

支えている柱も通常とは違う面白いつくりになっているそうです。

危険なのでそちらには行かないでくださいとのこと。

  

 

2階 寝室

 

男性用と女性用で別れていたそうです。

 

休憩室

 

かつては壁もなくて畳が敷かれていたそうです。

 

貴賓室

 

貴賓室はちょっと床が光ってる感じがします。

 

3階 娯楽室

 

八角堂の下の部分です。それほど広くないスペースになっています。

こちらメイン?4階へつづく階段です。

 

4階 静坐室(神殿)

 

ちょうどいい時間帯だったのか、窓から差し込む光が階段に向かってきていてキレイに撮影することができました。

 

自然と上を向きながら足を進めてしまいました。

 

八角堂のてっぺんです。

 

外側は仏教的要素が入ったつくりでしたが、こちらはキリスト教的な要素が盛り込まれたつくりになっています。設計図がないのでどうしてこういう作りになったかなど、基本的なことは一切不明だそうです。

 

片方だけ開放していただけました。

 

手すりもだいぶもろくなっているそうです。

 

いままで外側から見ていた景色が、ついに反対の内側から見ることができました。

 

この建物ができたころは名古屋市が一望できたであろうと思います。

遠くから見たら陰に見えるようになっていたりと、細かい点にもこだわりが見られるそうです。

 

 

反対側の窓からの景色。

 

ずっと上を見続けてしまっていました。

 

残念ながら、この階でもところどころで損傷が見られます。

 

   

 

 

最後、地下へ進みます。

 

地下 湯沸所

 

 

 

洗面所

 

 

面白い形の洗面台。

 

浴室

 

けっこう狭めばお風呂です。

 

売店跡

 

ここにはかつて売店があったそうです。

 

ここには城山八幡宮にある「養心殿」(体育施設)からすぐの入口があって、運動を終えた青年たちがここで食べ物を買ったり、お風呂に入っていたりしたそうです。

 

ちなみにこちらです。現在は拳法や合気道などの道場として使われたりしています。

 

乱張りのタイル

 

地下のポイントの一つが”乱張りのタイル”です。見学者の方みなさん興味津々で目が釘付けになっていました。どうしてこれだけの広さになったかの理由も分かっていないそうです。

 

 

 

ボイラー

 

 

休養室(窓から)

 

こちらは入室禁止になっている部屋です。ところどころこのような状態になっています。

 

玄関。

そして外へ。

内部に入ったあとに外から見るとまた見え方違ってきました。

 

今回幸運なことに、抽選に当選して念願かなって昭和塾堂の中に入ることができました。

建築の知識は全くないので詳しいことは分からないのですが、純粋にずっと目を見張る内観でとても貴重な経験をすることができました。

元々不思議な印象だった昭和塾堂ですが、入ってみてさらに謎が深まった部分があります。

機会があればまた入れると嬉しいです!!

素敵な企画をたてていただいた「あいたて博」のみなさんありがとうございました!!

 

昭和塾堂が存続できるかどうか

 

とても貴重で興味深い昭和塾堂ですが、ずっと存続できるかどうかの岐路に立たされているそうです。

まずは改修費用の面でもそうですが、その後の利用方法なども含めてずっと話し合いが続いているそうです。

案内人の方によると、市民の方々からの「存続してほしいという要望」と盛り上がりもとても大事だそうです。そういうこともあり、今回のようにイベントで開放して興味を持ってもらうことを続けているそうです。

 

今後話が進んだ時には、千種区のランドマークのひとつとして、ちくさんでも昭和塾堂存続のお役に立てればと思っています!!

 

 

※この記事情報は2024年11月2日時点のものです。

ちくさんへの情報提供はこちらから♪ お名前はニックネームでも大丈夫です♪ ※確認のためお名前はいただきたいですが、記事の情報提供の匿名希望をご希望の場合はメッ...
RELATED POST